桜 満ちる 冥府の奥に
静か 眠る 遥けき 想い
時よ 巡れ 永遠 越え富士見の 娘
その身 覚めず 巡る事無く留まり ただ 命を枯らす
その身 癒す 桜の花浴びる事無く
夢 潰(つい)え なお 在りてかつての姿 知りえぬ
その 夢を 継ぐ 友に生命(いのち)の境 託し
幽冥の 境をぞ 分かちその身もて 生命をば 繋ぎ止む 故人(とも)に
我ひとり 想い聴き 護る真(まこと)知る 妖(あやかし)の この身にて 永久(とわ)に
八雲越え 虹の掛かる 郷
冥府を 隔てる この境
繕うに 生命を 知る者幽雅に 蝶は 舞う
現世(うつつよ)の 魂舞う空紅白の 蝶は 艶(あで)やかに
其を捉う 我が身は八雲に虚(そら)にて 網を編む
嗚呼 死を運ぶ その身に絡まり 縛るは その躯(むくろ)
嗚呼 雲間に 垣間見る
生命を 紡ぐ糸
夢の彼方 一重に八重にと 連なる 境越え
そう 再び 反魂(よみがえ)る
あの日の 想い出を
※要らない注釈
原曲のメロディーライン担当楽器に応じて、微妙に歌い手の立場が変わっています。
…可能ならば、JAM Projectみたいにボーカル複数人で分担して歌うと盛り上がるかも。熱血(ぉ紫と幽々子の、今はもう紫だけしか記憶に残していない想い出と約束を。
自ら命を絶ち、そしてなお存在を続けなければならないその友への複雑な想いを。
歌っている様な気がします…多分。今回もキーワードを入れたので、そこから歌うことによってイメージを膨らませて完成する歌となっています。
八雲と言う言葉は、KEIYAさんの考察でも有名な通り、結界を編む紫を巣を張る蜘蛛に喩えてのもの。
だからこそ、一重八重の結界とか紡ぐ糸と言う言葉があるわけですが。まぁ、この辺は歌う人向けの注釈なので…鑑賞する人にはそのままで気付いて貰えたらいいなぁ、などと。
…私の技量次第なんですが(汗